ソニーの有線イヤホン MDR‑EX155 は、登場から長年にわたって支持されているロングセラー製品です。
価格帯は1,000〜2,000円ほどの格安モデルながら、実際の音楽再生やDTM(楽曲制作)でも活躍する実力を持ちます。
僕自身ヘビーユーザーでこれまでに3回買い直しています。
その実体験も踏まえつつ、専門的な視点からその音質・性能・弱点まで余すところなく解説します。
本記事はプロモーションを含んでいます。
ソニーイヤホンMDR‑EX155の口コミ評判レビューはどうなの?~製品概要
まずは基本スペックを確認しましょう。
MDR‑EX155はソニーが手掛ける有線インナーイヤーイヤホンで、価格の安さと扱いやすさから優れたコストパフォーマンスで評価されています。
代表的スペック
- ドライバーユニット:9mm ネオジウムダイナミック
- 周波数帯域:5Hz〜24,000Hz(広い再生レンジ)
- インピーダンス:16Ω(低電力でも駆動しやすい)
- 感度:103dB/mW(高感度で音圧が稼ぎやすい)
- ケーブル:1.2m Litzセレーションケーブル(絡みにくい設計)
- 重量:約3g(非常に軽量)
- 付属イヤーピース:SS/S/M/L(4サイズ)
- プラグ:L型金メッキステレオミニプラグ(3.5mm)
公式仕様を見ると、軽量・高感度・フラット志向の再生周波数レンジといった特徴が見て取れます。
これは「生活の中で使いやすいイヤホン」として基本をしっかり押さえていることを示しています。
ソニーイヤホンMDR‑EX155の口コミ評判レビューはどうなの?~レビュー

パッケージ

本体
L・Rと対照的で分かりやすい形状。
ケーブルは絡みにくい構造になっています。

イヤーピース(付属品)
SS・S・M・Lが1セットずつ付属しています。

アジャスター(付属品)
ケーブルの長さが調節可能です。

前回購入したもの
使い込んで塗装が剥がれています。
経年劣化によるプラグの接触の不具合で音の伝わりが悪くなったため新しく購入しました。
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ソニーイヤホンMDR‑EX155の口コミ評判レビューはどうなの?~音質
低音域の印象
MDR‑EX155の低音は、「ただ強調された重低音」ではなく 適度な量感と明瞭さのある低域と評価されています。
実際、多くのユーザーが「低音がまずまず良い」「ズンズンくるタイプではないがしっかり感じられる」とコメントしています。
筆者の感想としても、クラブミュージック系の重低音ブーストには物足りなく感じるものの、ポップス・ロック・アコースティックなど多ジャンルでも低域の位置を掴みやすいです。
音楽制作の際にドラムキックやベースラインをざっくり確認するのにも十分な性能です。
レビューサイトでも「価格の割にバランス良い低音」という意見が多く、低音が過度に膨らまず中高音とバランスを保っている点が好評です。
中音域(声・楽器の表現)
中音域はMDR‑EX155の特徴のひとつで、「ソニーらしい自然なバランス」と言われています。
多くのレビューで指摘されているように、中音域は主張が強すぎず、どの楽器・ボーカルも大きく飛び出すことなく収まっており、「バランス重視」のチューニングです。
一部のユーザーは「中音がやや遠く感じる」「人の声が前に出づらい」とも述べていますが、これは 派手な音作りを避け、素直でクセのない再生を目指したチューニング方向が原因です。
こうした設計は、安価イヤホンにありがちな“特定帯域だけを強調する味付け”よりも、原音に近いバランスで聴きたい人に向いています。
高音域(クリアさと耳障り)
高音域については、「刺さりにくく長時間聴いても疲れにくい」という声が多く見られます。
高域に派手さや過度の強調を持たせない設計は、価格帯を考えると意外な点でもあります。
僕の体感でも、高域が尖りすぎず、シンバルやハイハットの音も自然に伸びるものの耳障りを抑えている印象です。
この特性は、長時間聴いたりDTM制作で連続使用した時の耳の疲労を軽減します。
定位感・音場について
定位感については価格帯を超えた比較的分かりやすい音場表現ができています。
左右の楽器配置やボーカルの位置関係が把握しやすく、「ステレオ感が全くない平面的な音」というわけではありません。
レビューサイトでも「音の輪郭がクリア」「定位感に優れる」という評価が確認され、音場感が低価格イヤホンとしては上出来とされている点が評価の一因です。
ただし解像度や音の細かなニュアンスで言えば、1〜2万円台以上のイヤホンには敵いません。
繊細さや高解像度を求めるなら上位モデルの検討が必要になります。
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DTM(楽曲制作)での実用性
DTM制作では「耳につく音」「味付けの強い音」よりも、音源の素の状態を把握することが重要です。
この点でMDR‑EX155は意外にも良いパートナーになります。
フラット志向が制作用イヤホンに向く
MDR‑EX155は 派手なチューニングを避けたバランス型サウンド です。
そのため、DTM制作時の「ミックスバランス確認」「周波数帯域の出方チェック」に役立ちます。
音楽制作初心者〜中級者がDTMでバランスを掴むのにも十分な素直さがあります。
深いミックス分析やプロ並みのリファレンス用途では上位イヤホンが望ましいですが、サブモニターとして使うには充分です。
頻繁に制作環境を変えずに音を聴ける安定感がユーザーに愛用される理由のひとつでもあります。
長時間作業での聴き疲れの少なさ
制作時は長時間繰り返し聴くことが多く、耳への負担が出やすいものです。
MDR‑EX155は高域が刺さりにくく、低音のブーストも控えめであるため、連続して聴いても耳が疲れにくいというメリットがあります。
これは価格帯では特筆すべきポイントです。
ソニーイヤホンMDR‑EX155の口コミ評判レビューはどうなの?~メリット
超軽量&快適フィット
MDR‑EX155の重量は 約3gと非常に軽く、長時間装着でも耳への負担は少ないです。
加えて SS〜Lまで4サイズのイヤーピースが付属 しているため、自分の耳形に合わせてフィット感を調整できます。
僕も通勤やDTM作業で使用していますが、軽さによる快適性は日常使用レベルでも非常に高いです。
遮音性と音漏れ
カナル型イヤホンとして 遮音性は適度に確保 されていますが、完全遮音には至りません。
レビューでも「外音が適度に聞こえる」という声があり、安全性を保ちながら集中して聴ける設計とも言えます。
音漏れも比較的抑えられていますが、大音量で再生すると多少漏れることがありますので、公共の場では音量管理に注意が必要です。
ソニーイヤホンMDR‑EX155の口コミ評判レビューはどうなの?~デメリット
細いケーブルと装着時の“外れやすさ”
MDR‑EX155のケーブルは 絡みにくいセレーション構造 を採用していますが、素材自体は細めです。
レビューや僕の経験から、風の強い屋外や歩行中にケーブルの引きでイヤホンが耳から外れることがあるというデメリットがあります。
これは有線イヤホン全般にも言える点ですが、軽量である反面、強力な固定力や安定性に欠ける場面もあるため、移動中やランニング時などでは注意が必要です。
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ユーザー口コミまとめ(実際の評価)
良い評価
✅ 価格以上のバランスの良い音質 ― 低価格ながら広い帯域をしっかり再生すると評価されています。
✅ クリアでまとまりの良いサウンド ― どのジャンルでも平均点以上。
✅ 軽くて装着感が良い ― 長時間使用でも疲れにくい。
✅ カラー・デザインが豊富・携帯性が良い ― 日常使いにも嬉しい仕様。
改善ポイント・気になる評価
❗ 中音域の厚みが控えめに感じる — 中心帯域がやや後ろに感じるとの意見。
❗ 低音の迫力は強くないとの声 — 強烈な低音派には物足りない。
❗ ケーブルの細さへの不安 — 耐久性や外れやすさへの指摘あり。
❗ 完全遮音ではない — 外音が聞こえる点が好みで分かれる。
どんな人に向いている?
向いている人
✔ 日常的な音楽視聴がメイン
✔ 初めて本格的なイヤホンを選びたい
✔ DTM制作など「素直な音が聴きたい」用途
✔ 価格重視でコスパを求める人
向かない人
✖ 重低音を強烈に楽しみたい人
✖ 解像度重視のプロ用途
✖ 走行中や運動中の使用が多い人
ソニーイヤホンMDR‑EX155の口コミ評判レビューはどうなの?~まとめ
ソニーの MDR‑EX155 は、低価格帯でありながら バランスの良い音質・快適な装着性・DTM制作でも使える素直なサウンド を提供してくれる有線イヤホンです。
価格対効果、その安心感ある音質は「これ1本で日常・制作の両方に使える」と評価できます。
僕自身3回買い直すほど使い込んでいて、その実用性は高いと思っています。
一方でケーブルの細さによる外れやすさや、低音の厚み不足といった弱点もありますが、総合的な満足度は非常に高いです。
有線イヤホンとして、DTM制作の用途にも最適な1本として、MDR‑EX155 は今でも十分買いの製品と言えるでしょう。
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