Ableton Live 12は、新音源が増えたというよりも、曲が完成するまでの“迷い・停滞・手戻り”を減らす方向に進化したDAWです。
結果として、初心者には「アイデアを形にしやすい導線」が、プロには「決断して前に進むための機能(比較・バウンス・整理)」が効くことになります。
ただし、Ableton Liveは少し思想が独特です。
Session View(縦クリップの演奏・試行錯誤)とArrangement View(横タイムラインの仕上げ)を行き来する設計なので、最初の数日は「これどうやって曲になるの?」となりがちです。
でも、ここを越えると「他のDAWに戻ると遅く感じる」タイプの利便性があります。
本記事では初心者からプロまで分かりやすくまとめました。
本記事はプロモーションを含んでいます。
- Ableton live 12のレビュー感想口コミは?向いている人向いていない人
- Ableton live 12のレビュー感想口コミは?アップデートのポイント
- Ableton live 12のレビュー感想口コミは?初心者向けの基本思想
- Ableton live 12のレビュー感想口コミは?良いところ
- Ableton live 12のレビュー感想口コミは?弱いところと対策
- 口コミのまとめ
- Ableton Live使用の国内J-POPアーティスト/プロデューサー
- Ableton Live 12はどれを買う?
- Ableton live 12のレビュー感想口コミは?他のDAWと比較
- Ableton live 12のレビュー感想口コミは?Q&A
- Ableton live 12のレビュー感想口コミは?まとめ
Ableton live 12のレビュー感想口コミは?向いている人向いていない人
Ableton Live 12が向いている人
- ビートメイク、EDM、HIPHOP、ダンス系、ループ主体の人(展開が速い)
- “素材を鳴らしながら作る”タイプの人(演奏→録音→整理が一連で速い)
- アレンジの展開作りが苦手な人(アイデアの増殖・変形が得意)
- 締切や修正が多い制作をする人(バウンスや比較で決断が速い)
Ableton Live 12が向いていない人
- レコーディング中心(バンド録り・台詞収録)だけで、編集も“波形職人”寄りな人
→ Pro Tools / Cubase / Studio Oneの方が最短なケースがある - スコア(楽譜)中心な人
→ CubaseやLogicの方が強い場面が多い(ただしAbleton Liveも外部連携で戦える) - 古いWindows PCの人
→ Ableton Live 12はWindowsでAVX2対応CPUが要件。Windows ARMは非互換と明記されています。
Ableton live 12のレビュー感想口コミは?アップデートのポイント
Ableton Live 12を一言でいうと、「作曲・編集・音探し・固める(バウンス)」の摩擦を減らした世代です。
特に大きいのが、12.3での追加要素です。
- Stem Separation(ステム分離):Suiteで、オーディオを Vocals / Drums / Bass / Others に分離(ローカル処理)
- Splice統合:Browser内でSpliceを試聴〜取り込み、既存素材に合う音を探す “Search with Sound” も
- Bounce Group / Paste Bounced Audio:グループ単位で“固める”のが速い
- Auto Pan→Auto Pan-Tremolo:パンだけでなくトレモロも含む装置に進化(視覚化や時間モード追加)
このあたりが揃ってくると、Ableton Live 12は「新機能が増えた」より、現代の制作習慣に合わせて“標準装備”を整えてきた印象が強いです。
Ableton live 12のレビュー感想口コミは?初心者向けの基本思想
Session View:縦並びの演奏するメモ帳
- 8小節のビート
- ベースの候補A/B
- コードの候補
- サビのリフ案
みたいな“断片”を、縦クリップで並べて試します。
初心者のつまずきはここで、「いつタイムライン(曲)になるの?」という問題です。
Sessionで当たりを作って、Arrangementで曲になります。
Arrangement View:横タイムラインが◎
- イントロ
- Aメロ
- Bメロ
- サビ
- 間奏
- アウトロ
と並べ、オートメーションを書き、ミックスして書き出す場所です。
Ableton live 12が強い理由
他DAWでも似たことはできますが、Ableton live 12は最初から「行き来」を前提に作られています。
だから、アイデアが出た瞬間に録って、鳴らしながら直して、必要なら固めて前へ進むのが速いです。
Ableton live 12のレビュー感想口コミは?良いところ
音探しのストレスが減る
制作の停滞は、だいたい
- 展開が決まらない
- 音が決まらない
のどちらかです。
Live 12.3では、Splice統合がBrowserに入り、試聴・同期・キーに寄せる動きまでDAW内で完結しやすくなりました。
初心者は「それっぽい音に最短で届く」、プロは「修正要望に合わせて音を探し直す時間が短い」
ここが同時に嬉しいところでしょう。
Splice統合は“Spliceアカウントが必要”など前提条件もあるので、導入は制作スタイル次第。 (Ableton)
ステム分離の標準搭載は大きい
ステム分離は、派手だけど誤解されやすい機能です。
「2ミックスを完璧にバラせる技術」ではなく、現実には “使える断片を作る機能” です。
Live 12.3のStem Separationは、Suiteで、音声を4ステム(Vocals / Drums / Bass / Others)に分離し、それぞれを通常のオーディオクリップのようにWarp・チョップ・並べ替えができます。
使いどころ(初心者)
- 好きな曲の雰囲気を研究:ドラムだけ聴いてリズム理解
- ボーカルを抜いた“カラオケ的素材”で練習(※品質は曲次第)
使いどころ(プロ)
- 既存素材のリミックス / エディット
- 依頼素材が2mixしかないときの“救急処置”
- ボーカルの一部を切り出してサンプラー化、FXで再構成
完成が速い
プロ制作で最重要なのは「決断して次へ行く」ことです。
音作りをいつまでも戻せる状態にしていると、プロジェクトは重くなるし、判断は鈍ります。
Live 12.3では、グループ単位のバウンスや、バウンスした音を貼り付ける導線が強化されています。
初心者向けに言うと:
「プラグインが盛りすぎて重い」となった時、いったん音にして軽くできます。
プロ向けに言うと:
「この音はもうFIX」と切り分けて、ミックス工程を前に進めやすいです。
Auto Panが演出装置になった
12.3の更新で、Auto Panはパンだけでなくトレモロも含む方向に拡張され、可視化や時間モードも増えました。
これは、地味に見えて「曲がプロっぽく聴こえる」要素です。
- サビ前のビルドアップ
- EDMのゲート感
- トラックに“呼吸”を与える揺れ
- ループの単調さを消すノリ作り
が、標準で作りやすくなります。
バグ修正が継続している
Live 12のリリースノートを見ると、12.3.2(2025/12/17)など細かな修正が積み上がっています。
プロ環境では「最新に追従する」より、「案件の谷間で更新、安定したら採用」が基本ですが、継続的に修正が出ているのは安心材料です。
Ableton live 12のレビュー感想口コミは?弱いところと対策
入口の学習コスト:Session Viewが独特
対策: 最初の1〜2週間は、
- Sessionで8小節ループを作る
- それをArrangementに録音して“曲っぽく並べる”
だけに絞ってください。
Liveは機能が多いので、“全部覚える”と挫折しやすくなります。
用途は、他DAWの方が直感的な人もいる
Liveでも録音はできます。ただ、
- 大規模なボーカル編集
- セリフ編集
- 収録素材の管理・納品形式の厳密さ
みたいな現場は、Pro Toolsが強いことが多いです(業界標準的に使われやすい)。
Windows要件に注意(AVX2 / ARM)
Windowsでは、AVX2対応CPUが要件として明記されています。
Windows ARMは非互換と書かれています。
※最近のWindows on Arm側(Prism)の改善で“動く可能性が増えた”という話題はありますが、これはOS側の互換性の話で、制作の本番環境にするなら公式要件を基準に考えるのが安全です。
口コミのまとめ
ここでは「ネットでよく見かける論点」を、判断しやすい形に整理します。
環境差が大きいので傾向としてまとめています。
良い口コミ
(1)アイデア出しが速い・曲になりやすい
→ Session View文化が合う人ほど強い。ビートメイク層は特に評価しがち。
(2)バウンス系の改善で“固める”のが楽になった
→ 12.3のBounce Groupや貼り付け導線を評価する声が増えやすい。
(3)ステム分離が便利(ただし万能ではない)
→ リミックスや素材化に刺さる。Suiteが欲しくなる要因にも。
(4)Splice統合が制作フローを止めない
→ “ブラウザ内で完結”の価値は、使う人ほど大きい。
良くない口コミ
(1)慣れるまで分かりにくい
→ これは事実です。特にSession Viewを理解できないと「何が便利なの?」となります。
(2)アップデート直後に不具合が出た/相性問題
→ どのDAWでもあります。プラグイン、GPU、オーディオIFで差が出ます。
(3)StandardとSuiteで悩む(結局Max for Liveが分かれ目)
→ Suiteの大きな違いとしてMax for Liveを挙げるユーザーの声は多いです。
Ableton Live使用の国内J-POPアーティスト/プロデューサー
- tofubeats(ライブ・セッティングでLiveを活用)
- Yaffle(制作でAbleton Liveを使う旨の言及)
- TeddyLoid(Ableton「Live」で制作を始めた旨の言及/普段使用しているLive画面の公開言及)
- 橘慶太(w-inds.)(「Daft Punkに憧れてAbletonにした」という発言)
- DAOKO(「トラック制作はAbleton Liveを使ってます」という発言)
- WONK(ライブでLiveを音源として使う旨の言及)
- 水槽(Ableton Liveとの出会い等に触れたAbleton公式インタビュー)
Ableton Live 12はどれを買う?
Ableton Live 12は Intro / Standard / Suite の3種類です。
Intro:まず始めたい人向け
- 予算優先、学習優先
- ただし後で拡張したくなる可能性は高い
Standard:本体として“十分戦える”
- サードパーティ音源やプラグイン中心ならStandardでも成立しやすい
- いちばんコスパの良い落としどころになりやすい
Suite:Liveを“制作環境として完結”
- パックやデバイスも込みでLive中心にしたい
- 12.3のStem SeparationのようにSuite機能が欲しい
プロ目線の結論:
- 外部プラグインを既に持っている=StandardでOKになりやすい
- Liveの中だけで完結させたい/新機能も全部使いたい=Suiteに寄りやすい
Ableton live 12のレビュー感想口コミは?他のDAWと比較
ここが一番大切で、「DAWの優劣」ではなく、自分の制作タイプで選ぶのが正解です。
主要DAWを具体的な比較表にしてみました。
評価はあくまで「一般的にそう感じる人が多い」傾向で、最終的には相性になります。
(記号:◎とても強い / ○強い / △普通 / ▲慣れが必要 / ―用途が違う)
| 作業・用途 | Live 12 | Logic | FL Studio | Cubase | Studio One | Pro Tools | Bitwig | REAPER |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ループから曲にする速さ | ◎ | ○ | ◎ | △ | △ | ▲ | ◎ | △ |
| セッション的な試行錯誤 | ◎ | ○ | ○ | △ | △ | ― | ◎ | △ |
| ビートメイクの気持ちよさ | ○ | △ | ◎ | △ | △ | ▲ | ○ | △ |
| 録音(多チャンネル) | △ | ○ | △ | ◎ | ◎ | ◎ | △ | ○ |
| テイク管理・現場編集 | △ | ○ | △ | ◎ | ◎ | ◎ | △ | ○ |
| 波形編集の職人作業 | △ | ○ | △ | ◎ | ◎ | ◎ | △ | ◎ |
| MIDIを緻密に彫る | ○ | ◎ | ○ | ◎ | ○ | △ | ○ | ○ |
| 音探し→試す導線 | ◎ | ○ | ○ | △ | ○ | △ | ○ | △ |
| 標準音源で完結 | ○ | ◎ | ○ | ○ | ○ | △ | ○ | △ |
| ライブ/パフォーマンス | ◎ | △ | △ | ― | ― | ― | ○ | ― |
| 軽さ・カスタム性 | △ | △ | △ | △ | △ | △ | △ | ◎ |
| 学習コストの低さ | ▲ | ○ | ○ | △ | ○ | △ | △ | ▲ |
ビートメイク/ループで曲を作る
Live 12はSession Viewで「鳴らしながら作る」が速いです。
加えて12.3ではSplice統合が入り、ループ素材を“曲の中で試しながら選ぶ”導線も強化されています。
FL Studioはパターン文化が強く、エレクトロやビート制作のコミュニティも大きい。エディション比較も明確で、Producerが「フル曲制作+録音」寄りと説明されています。
また「ライフタイム・フリー・アップデート」を前面に出しているのは、購入判断でかなり大きいです。
Bitwigはモジュレーションやハード統合に強い思想で、電子音楽の“実験”に寄った快感があります。公式サイトでもハード統合デバイスを強く打ち出しています。
結論:
- “ループを演奏して構成を作る”→ Live 12
- “パターンで積み上げる、ビート最速”→ FL Studio
- “モジュレーションで攻める、実験したい”→ Bitwig
レコーディング/編集に
Pro Toolsは録音・編集・ミックスの統合ツールとして「create, record, edit, mix」を前面に出しています。
現場採用が多い領域(スタジオ、放送、ポスプロ系)では、互換性やワークフローの共通言語として強いことが多いです。
Cubaseは作曲・録音・編集・マスタリングまで“全部入り”を掲げている制作ツールです。
Studio Oneも「record, produce, mix, master, perform」を一つのアプリで、という方向性になっています。
Live 12でも録音はできるし、素材を切って貼って曲にするのは得意です。ただ、
- テイク管理をしっかりやる
- 波形編集を細かく詰める
- 大規模セッションの運用
は、他DAWの方が“最初からの設計”で楽なことがあります。
つまり:
- “録音・編集現場の標準に寄せたい”→ Pro Tools
- “作曲〜録音まで総合力でいきたい”→ Cubase / Studio One
- “録った素材を曲として組み替える”→ Live 12(特にループ編集)
MacならLogic Proが強い
Logic Proは、Live Loops(グリッド)や制作機能を強く押し出しています。
Macユーザーで「最初のDAW」を選ぶなら、
- 価格と付属音源
- OSとの親和性
- 学習コンテンツの豊富さ
でLogicが候補に上がりやすいのは自然です。
Live 12との違い(プロ目線)
- Logic:伝統的タイムライン制作が強い。総合力が高い
- Live:試行錯誤の速度と、素材を演奏して構成を作るのが強い
軽さ・自由度・コスパで選ぶなら
REAPERは「マルチトラック録音・編集・処理・ミックスまで一通り揃う」となっていて、拡張・スクリプト・カスタムにも強いです。
さらに評価版がフル機能で試せる点も特徴として明記されています。
Live 12と真逆の魅力:
Liveが“完成された思想の導線”だとすると、REAPERは“自分で最適化していく道具”です。
時間をかけて作り込める人には刺さるでしょう。
Ableton live 12のレビュー感想口コミは?Q&A
曲を作るときに合ったDAWは?
- 8小節ループを作ってノリを探す → Live 12 / FL / Bitwig
- まずコード進行をタイムラインに並べる → Logic / Cubase / Studio One
- まず録音して編集する → Pro Tools / Studio One / Cubase
つらい時に解決しやすいDAWは?
- 音が決まらない → Live 12(Browser統合やワークフローが刺さる)
- 展開が作れない → Live 12(クリップで試しやすい)
- ミックスが重い・崩れる → Live 12(バウンス導線)、Studio One(統合ワークフロー)
- 録音編集の効率 → Pro Tools
PC環境は?
- Windowsで古め → Live 12はAVX2要件に注意
- Mac中心 → Live / Logic どちらも強い(好みで決めやすい)
WindowsのPCでも大丈夫?
AbletonはWindows要件としてAVX2対応CPUが必要で、Windows ARMは非互換とされています。
購入前に必ず確認してください。
学習は何から?
最短で伸びる順番はこれです。
- 8小節ループ
- A/B/C/D(盛る・抜く・つなぎ)
- 30秒曲
- 2〜3分曲
- 音量バランス
- 演出(オートメーション)
- 音圧(最後)
Ableton live 12のレビュー感想口コミは?まとめ
Ableton Live 12は初心者には、ループを作って鳴らしながら形にできる、素材の試行錯誤が楽しい
という“曲作りの楽しさ”を提供しています。
プロには、ステム分離で素材を再構成できる(Suite)、Browser統合で音探しの停滞が減る(Splice連携など)、グループ単位で固めて前に進める(Bounce Group等)
という“仕事としての速度”を提供してくれます。
他DAWと比べても、Ableton Live 12はとにかく、「思いついた瞬間に鳴らして、試して、残して、曲にする」という往復が速いです。
あなたが求めているのが「音の良さ」より「完成率」なら、Ableton Live 12はかなり有力でしょう。

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